冒険

ここ群馬県でもコロナワクチン接種がはじまっている。

80歳の母はすでに一回目のワクチン接種を受け、今月末に2回目を接種する予定だ。

まだ、私は打っていないが、そのうち「接種券」が送られてくるだろう。

ワクチン接種で思い出すのが、20歳の時に、ケニアに行った時だ。

あの時はイギリスのロンドンに住んでいて、ケニアに行くために各種ワクチンを打ったものだ。

打ったワクチンは、黄熱病、腸チフス(2回)、破傷風、狂犬病、全部で4種類、計5回だ。

特に、1回目の腸チフスを注射した時は、熱が出て苦しかったのを覚えている。

「なんでこんな苦しい思いをしてまで、俺はアフリカに行かなければならないんだ?」

ベットに横になり、自分に問いかけていた。

こんなワクチンを打たなければ行けないところだ、きっと危険なところだろう。ライオンに食べられるかもしれない。黒人に襲われるかもしれない。生きて日本に戻れないかもしれない。

高熱のためか、ネガティブなことばかり考えてしまう。

そんな時は、小さい時にTVで観た「アラビアンナイト・シンドバットの冒険」の歌を口ずさんだものだ。

なんでもかんでも みてやるぞ
なんでもかんでも 知ってやる
あしたにゃ なにがまっている
世界のふしぎの ありったけ
シェーラ、シェーラ、シェーラよ
さぐって旅をつづけよう
月がのぼれば 口笛吹いて
つぎの冒険 夢みよう

ワクチン接種のことから、昔のことを思い出していたが、ハッ!と大切なことが分かった。

「そうだ!俺は冒険がしたかったんだ。」

私が、なぜ、海外の旅にこだわるのか、なぜ国内旅行ではダメなのか?同じ旅行ではないか?

その答えが分かった。

国内旅行には冒険がないからだ。

安全が約束されている旅は、冒険ではない、観光だ。

これからの海外旅行のテーマは「冒険」にしよう。

タイを拠点に、フィリピンやインド、モロッコなどの北アフリカ、ケニアやタンザニアの東アフリカ、マダガスカル島などなど、ちょっと危険な場所にも行ってみよう。

コンセプトは「貧乏旅行」。イメージとしては旅行作家の下川裕治氏の書かれる本のような旅行スタイルだ。

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