6/26(水)
No.30「株式会社タイムカプセル社 10年前からやってきた使者」著:喜多川 泰
心に残った言葉3つ
今日だけを懸命に生きる
誰も憎むな、人を嫌いになるな
人生は何度でもやり直せる
感想
なかなか感動的な話だった。
10年後の自分に宛てた手紙を届ける人、そして10年前に書いた自分宛ての手紙を受け取った人の人間模様が描かれている。
「人生は何度でもやり直せる」というメッセージに心うたれた。
もし私が、過去の自分から手紙を貰ったら・・・。
そう言えば、数年前に高校3年生の担任の先生から手紙をもらったことがあった。
文面から「30年後、先生に現状報告の手紙を出す」とクラス全員が先生と約束をしていたようだ。
すっかり忘れていた。
先生の手紙にも誰も手紙をくれないと書いてあった。それはそうだろう・・・。
高校3年生の私の夢は、確か、英語を自由に扱って世界を良くする活動をするというものだった。JICAのような組織に就職したいと思っていた。
しかし、その夢は叶わず、現実は地元の小さい工場で、溶接の仕事をしていた。
せっかく親にお金を出してもらって英国に留学したのに・・・、まったく英語とかけ離れた仕事をしている自分を情けないく思ったものだ。
結局、惨めな現在の状況を先生に報告することはできなかった。
どうしてこうなってしまった。どうすればよかったんだ。後悔の思いが募った。しかしもうどうにもならない。
やり直すには、時間が経ち過ぎた。この本の中で書かれているようにはいかない。
それに、私の夢は変わってしまった。52歳でFIREして、株トレードをしながら世界を旅するに。
しかし、よくよく考えると、株トレードしながら世界を旅して、世界を良くする活動に参加するのも悪くない・・・。
ちょっと考えてみよう。
インターネットで調べたら、本当に、未来の自分に思い出の品を届けるサービスをする「株式会社タイムカプセル」という会社があるんですね。