いつまでたってもカワセミが現れなかったので、先に進むことにした。
バッタの原っぱ。
もう虫を探す親子の姿は見えない、というより誰もいない。
さらに進むと茂みに小鳥がいた。
何がいるのか注意深く見ていると、ベニマシコのメスだった。
ベニマシコ(紅猿子)のメスは、オスに比べて地味だ。まったく紅色の要素がない。
ツグミがいた。
ぐんま昆虫の森から見る赤城山
赤城山 真白に積もる 雪なれば 我が故郷ぞ 寒からめやも(高山彦九郎)
江戸時代後期上州を代表する尊皇思想家、高山彦九郎が故郷を想い詠んだ歌だ。
雪の積もる赤城山を見るとこの歌を思い出す。
(つづく)