京都 (2)

旅の続きだ。

夜行列車のムーンライトながらが、早朝5時に大垣駅に到着した。早速、第1の目的地京都に向けて電車を乗り換える。

京都には、この旅の最終目的地、久留米に祀られいる方の銅像がある。

その人とは、尊王運動の先駆者として幕末の志士たちに強い影響を与えた高山彦九郎、その人だ。

高山彦九郎をご存知だろうか? 京都・三条大橋のたもとにある、土下座をしている銅像で京都の人には有名だそうだ(本当は京都御所に向かって拝礼している姿)。私の住む群馬県でも、その存在を知る人は少ない。

彦九郎は、上野国新田郡細谷村(現群馬県太田市)に生まれる。13歳の時に「太平記」を読み、先祖が新田義貞の家来であることを知り、勤王の志を持ち上京する。上杉鷹山の師でもある細井平洲の弟子となり、多くの儒学者と交わり、各地を遊歴して勤王思想を説く。しかし幕府の監視を受け、最後は筑後国久留米で自刃する。享年46。諡(おくりな)は「松陰以白居士」。前野良沢・大槻玄沢・林子平・藤田幽谷・上杉鷹山・岩倉具選、広瀬淡窓・蒲池崑山など多くの人々と交友する


高山彦九郎先生の銅像


群馬出身の人が他県で銅像まで建てられ、そして今なお、皆に尊敬されているなんて、彦九郎先生以外に他に誰がいるだろうか?

歴史に名高い新田義貞公くらいかな?

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