教科書から消された人 (7)


帰りもムーンライトながら号で

今群馬の偉人高山彦九郎の本を読み漁っている。

高山彦九郎は二宮尊徳、楠正成、東郷平八郎のように戦後教科書から消された人だ。

戦時中の高山彦九郎は、軍国主義者によって超国家主義者として国民の戦意昂揚の道具に利用された。

そして戦後は反天皇制の立場から勤王の志を称揚した人物は抹殺すべきだと考える人々、高山彦九郎は狂信的な尊王思想家だとして全く無視する人々、また、いわゆる「食わず嫌い」で、精細な実証による研究もしないで高山彦九郎を評したり、誤った認識しか持たずに事実を歪曲したり、その事績を意図的に低く見ている人々もいる。

私たちは「郷土の偉人」をたたえ、広く世の中にその功績を知らしめるだけでなく、偉人をとおして日本人のもつ美徳をもまた、後の世の人々に伝える責任があると思うのだ。

そのためには、先人の研究を踏まえながらも正確な資料を基に根本的な見直しを行い、実証的科学的な態度で人物を調べ、評価することが大切であると思うのだ。

幸い彦九郎先生は、膨大な『日記』を世に残してくれている。

おしまい。

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