今日は父親の入院している病院に行った。退院の相談で、母と共に呼ばれたのだった。
父はこれで数度目の入院だ。
退院して家に帰るとまたお酒を飲みはじめて、病院に入院する。この繰り返しがしばらく続いている。入院するたびに、父は弱っていく。
父は今年で76歳。いつあの世に旅立ってもおかしくない状態だ。
私は今年で48歳。76歳まであと28年だ。
28年後には、私もこのようになるのだろうか?
思えば8年前から痴呆の症状が見られた。この時くらいから海外旅行やゴルフもやめている。
「死ぬ前の10年間は何もできないと思った方がいい」と誰かが言っていたのを思い出す。そう考えると父の寿命もあと1、2年かもしれない。
28年なんてあっというまだ。しかし父と同じ道を歩むならば、28年-8年の68歳で痴呆が進行することとなり、大好きな海外旅行にも行かないこととなる。
さて、父親の死後どのように我が家はなるのだろうか?
母は74歳、少しだが痴呆の症状が見られる。父親が死んだら、母親の痴呆が進行するかもしれない。現在74歳ということは84歳頃には、もうこの世にはいないかもしれない。
その時、私は58歳になっている。
娘は28歳と25歳、息子は18歳。もう子供たちに手はかからないはずだ。
そのころには家の管理を子供たちにまかせ、海外に長期滞在していたいものだ。