20対80の法則  (18)

1991/7/2 (火)

パレートの法則というものをご存じだろうか?

この世のたいていのことがパレートの法則すなわち「20対80の法則」で説明がつくというものだ。

例えば会社の中で全体の20%の社員が会社の売上の80%を稼ぎ出し、80%の社員がわずか20%の利益にしか貢献していないと言うのだ。

株の世界でも利益を上げている人たちは全体の20%で、残りの80%の人たちは損失を抱えているそうだ。さらにその勝ち組み20%の中でも常に利益を上げられる相場師は20%程度。残りの80%の相場師は負けないけれど、それほどの利益を出しているわけでもない人たちだという(それでも損をしないだけすごいといえるが)。

それはメキシコにいても感じる。20%の裕福層(中産階級も含む)とその他圧倒的多数を占める80%の貧困層。20%の人たちがメキシコ全体の資産の80%を分け合い、80%を占める多くの貧困層がわずかに残こされた20%の資産を奪いあっている。これはメキシコに限った話ではないだろうが。

メキシコ・シティーは巨大な盆地だ。裕福層は水の利便性の良い低地に住み、貧困層は山際に追いやられている、上に行けば行くほど貧しいそうだ。

メキシコ・シティーに来て一番に驚くのは夜景の美しさである。山の上まで、電灯の光が広がっている。それはまるで、宇宙の全ての星をばら撒いたような夜景である。しかし一晩中見ていても飽きないこの美しい夜景も、その真実を知ってしまうと、もの悲しい美しさに見えてくる。

1801

91/7/2    -3    -3    942

先回の売りで大きく損失を出したので、今回は買いで仕掛けた。7/1の高値940円の2Tick上、942円に置いた逆指値に約定した。

しかしトレンドは下向きなので、上昇しても超短期で手仕舞しなければならない。

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