今、米国のインフレがすごい、何と7%。
短期間で物の値段が7%アップしたといことだ。
米国のFRBは、早急に政策金利を引き上げインフレを抑え込まなければならないのだが、早急な金利上昇は株価の腰折れを招きかねず、手をこまねいている状態だ。
これから始まる金利の上昇を警戒して、今まで米国株をけん引してきていたハイテク・グロース株の下げがきつい。
幸いにも私は、今までハイテク株には投資してこなかったので、株価下落による損失をあまり受けていない。(S&P500関連の投資信託に投資しているので、無傷というわけでもないが・・・。)
個別株の日本・米国高配当株は、今のところ株価下落による被害をあまり受けていない。
目次
日本の高配当株処分
最近、思うところがあり、今までSBIモバイル証券で買っていた高配当株をほぼ処分した。
残っているのは、花王、武田薬品工業、野村証券、JR西日本、JR九州、KDDI、中国電力、東北電力くらいだ。
いずれこれらも処分するつもりでいる。
日本株から米国株へ
今、日本株を処分し、米国株に資金をシフトしている。
今まで日本株と米国株の個別株を積み立ててきて、世界経済の中心は米国であり、日本は周辺でしかないということが身に染みてわかってきた。
さらに、日本という国は、投資家にあまりにも厳しい。まるで株式投資がやましいことでもあるかようだ。
米国は、対照的に投資家が尊重され、優遇される社会風土である。
日本と米国の格差の広がり
下の資料は金融庁が一昨年出したものだ。
働かずにお金を儲けることはズルいことと投資を蔑んでいる日本人と、資本主義の本質は投資にあることを理解している米国人の差がよく書かれているとてもよくできた資料だ。
我々日本人は知らぬ間に、どんどん貧しくなっているようだ。
毎日毎日、休みも取れずに、夜遅くまで残業しているにも関わらず、給料は減り、資産は増えない。待っているのは貧しい老後だけ・・・。
今、手を打たなければ、恐ろしい老後が待っているだけだ。
インフレ時代に買うものとは
これからのインフレ時代、ハイテク・グロース株は買えない。
買うのはバリュー株がいいと思っている。
具体的には、エネルギー株、素材株、旅行株だ。
エネルギー株では、XOM(エクソン・モービル)、CVX(シェブロン)、BPなどだ。
素材株では、IP(インターナショナル・ペーパー)、DOW(ダウ・ケミカル)などだ。
旅行株では、クルーズ船のCCL(カーニバル)、航空株のDAL(デルタ航空)、ホテルのMAR(マリオット)などだ。
コア・サテライト戦略
今までの高配当株投資をメインに考えていたが、これからはS&P500関連の投資信託をコア(核)において、個別米国株をサテライト(衛星)におくという考えで行こうと思う。
個別米国株では積極的に資産を増やす方向で行こうと思う。