今日は「Star Wars」の日なのだそうだ。それはスターウォーズでの有名なセリフ
May the force(4th) be with you (フォースと共にあらんことを)
に由来するそうだ。
スターウォーズはep1からep8まで見た。
私が特に好きなのは、ep5「帝国の逆襲」だ。
その中で面白いシーンがある。
ジェダイ・マスターであるヨーダからフォースを学びはじめた主人公ルーク・スカイウォーカー。
フォースの力で石を持ち上げるまでに上達し、修練は順調に進んでいるかに見えた。
そんな時唯一の移動手段であるX翼戦闘機が沼に沈んでしまう。焦るルーク。しかしどうすることもできない。フォースの力で浮上させようと試みるが、奮闘むなしく、やがて完全に水没してしまう。為すすべなく沼を前にして途方に暮れるルーク。
何も学んでいないルークに呆れながらも、ヨーダが手を触れずフォースの力だけで機体を沼から引き上げる。
LUKE: I don’t… I don’t believe it.
YODA: That is why you fail.
「信じられない」と喜んでヨーダのもとに駆け寄るルーク、それを受けてヨーダが「だから失敗したのだ」という。
ルークは己の力で持ち上げられる石ならフォースの力で持ち上げることはできても、戦闘機のような重くて大きなものは到底持ちあげることはできないと信じていた。そう彼は「できないことを」信じていたのだ。
だからヨーダが、重くて大きな機体を苦も無くフォースの力だけで浮上させたことが信じられなかったのだ。
これは明らかにイメージの欠如だ。自分が石を持ち上げるイメージは容易にできるが、自分が戦闘機を軽々と持ち上げるイメージは思い描けない。
だれも心にイメージできないものを、現実のものにすることなどできはしない。