倒産

昨日は2日ぶりに会社に行った。

とうとう社長は会社の倒産を宣言し、今月末をもって畳むそうだ。

給料は今月末に2か月分出すと言っているが、あまり歯切れのいい話し方でなかったのが気になる。

とにかく離職票が来週中に出るということなので、これで今月中に失業保険の手続きができる。

給料も2か月分もらえて、来月中には失業給付金ももらえる。これで一安心だ。

社長は用があるとかで、すぐにいなくなってしまったが、ある社員がさっきの社長の話、変だと言い始めた。「まだ元請け会社に、会社を畳む旨を伝えていない」と言う、さっきの社長の文言が変だというのだ。

普通、我々社員に辞める旨を伝える前に、元請け会社にその旨を伝えるのが、常識だ。最低3ヵ月前に辞める旨を元請け会社には、伝えなくてはならないはずだと言うのだ。

それはそうだろう、元請け会社はいろいろな、スケジュールに則って、下請け会社に発注しているのだ。実際、図面も来ているし、支給材も来ている。これらに手を付けずに放棄してしまったら、元請け会社は大混乱することだろう。

それは会社勤めでも同じことだろう。いきなり「今日辞めます」という訳にはいかない。最低2週間前に辞める旨を会社側に伝えるのが常識だ。会社に迷惑をかけることとなる。

元請け会社から支払われるお金は、ペナルティーとして凍結されてしまうかもしれない。つまり我々に支払われるお金が凍結され、支払われないとその人は言うのだ。

確かに!普通そうなるだろう。

なんという無責任さだ。社長の行動のおかげでいつの間にか、我々従業員も無責任側に立たされ、制裁の対象になっている。

電気が来ない現在、私たち社員には、どうすることもっできないのだ。電気代さえ社長が払ってくれれば、我々だって仕事はする。残りの仕事を片付けてから辞めた方が気分がいい。

やはり「未払賃金立替払制度」のお世話にならなければならないのか?

どちらにしてもお金はもらえるのだから、心配してもしょうがないとみな解散した。

時計を見ると12時を過ぎていた。

コンビニでカップラーメンを120円で買い、お湯を注ぎ、コンビニのイートインスペースで食べた。私が知る限りこれが一番安上がりだ。

今日はいつもの温水プールに行って泳いだ。プールを出ると16時、かなり日が傾いている。

家に帰ろう。

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