2001年9月に書かれた秘密の小部屋さんの記事を読んで気が付いたことがある。
それは日本が1990年から10年以上に及ぶ、前代未聞の大下落相場だったという事実だ。
90年以後、ほとんどの投資家が持ち株を塩漬けにしたまま、株式市場に背を向けていた時代があった。
担当の証券マンは、あるものは家業を継ぎ、あるものは外資系の保険会社に転職し、毎年のように変わったそうだ。
今日本株は1991年以後の最高値を付けようとしている。
しかし歯車が逆回転をしたら、再び下げトレンドが続く期間がやってくると心の片隅に置いておいた方がいい。
秘密の小部屋さんが古来から伝えられてきた「逆境の法則」というものを書いて下さっている。
<引用ここから>
1)逆境は必ず来る
2)逆境の後には、順境が必ず来る
1,2はあまりに当然のこととお笑いになると思いますが、このことをしっかりと腹にすえることが、すべての始りになります。
3)あなたが「こうなれば逆境から抜け出せるのだが」と思っていることが仮に実現しても、逆境からは抜け出せない
4)逆境から抜け出すには、予想外の突然にやってくるものが必要である
今回の出来事(ニューヨーク9・11事件)が、相場にとって予想外の突然にやってきたものであるならいいのですが。
5)逆境を乗り越えるには、自分にとっての最悪の事態を想像し、その事態を引き受ける覚悟を持つこと
つまり、ひらきなおれ、ということ。すると
6)あなたの引き受けた最悪の事態までは決していかずに、かなり上のところで事態は反転する
あなたの覚悟が本物であるならば、これは間違いなく真実です。
7)その逆境から、あなたが何かしらの教訓を得たとするなら、少なくとも心理的にはもはや逆境から抜け出している
人は、失敗から何かを学び、哀しみによって何かを育み、失うことによって成熟していくものです。
必要なのは勇気です、勇気のみが人を分けるのです。以上愚かなたわごと、何かの力づけにでもなればと。
<引用ここまで>
とても重要なことを教えていただいた。