原則を守る不退転の決意 その1

秘密の小部屋さんは「原則を守る不退転の決意」と題して売買ルールの大切さを説いている。

<引用ここから>

相場を始める場合、何らかの形で自らの投資の原則を打ち立てることは、最低限の必須事項となります。

今回はまず初めに、原則作成の基本的な考え方を紹介したのちに、私自身の考え方を少し述べさせていただきたいと思います。

相場をする難しさは、自らの心の中の2つの相(あい)対峙する性質を備えなければならない、ということです。

以前、ブル(強気)は時々儲けることができる、ベア(弱気)も時々儲けることができる、という格言を紹介しましたが、ブルと言っても当然ベア的な要素も持っていなければならず(2対1かな)、それはベアにしても同じことです。

大胆かつ臆病、積極と消極、情報を収集しつつもそれに影響されない自律性、孤独に強いにもかかわらず頑固に固まらない柔軟性、冷徹な論理性と情緒にもなじむ感性の豊かさなど、まるでジキル博士とハイド氏のように、一人の人格の中に二つの相反する性格が要求されるのです。

しかし、そんな性格を備えている人間がどれほどいるのでしょうか。また仮にいたとしても、性格的な破綻をせずに日常生活を送っていけるものでしょうか。

そこに原則の必要となる、第一の理由があります。つまり、自分の欠けている面を原則で補うという発想です。

強気な性格で、つい高値掴みをしてしまう場合、中値以上では買わないとか、サイコロが4以上では買わないという原則を作成することによって、自らの欠点を補います。

あるいは周囲の雰囲気に呑まれやすく、つい高値で売りそびれてしまう場合なら、3割上昇したら見ざる聞かざる言わざるの三猿となって必ず売る、などといったことです。

ですから投資の原則としては、「してはいけない」という禁止事項が中心になり、もしかしたら相場の楽しみをあなたから奪ってしまうかもしれません。

「原則」は、原則として30項目作るというのが一般的ですが、すぐにそこまで行く必要はないと思います。

相場とは、失敗の続くゲームですから、3年もすればかなりの原則が生まれてくるのではないでしょうか。

原則が決まったら、ノートの1ページ全部を使って、大きくサインペンでペン跡鮮やかに、目を閉じてまぶたの裏に浮かんでくるように書いておきます。

それはこれから守っていかなければならないのですから、簡単に、はっきり実行できるような、単純明快なものでなければなりません。

どうしても思い浮かばなければ、相場というものの特殊性に思いをはせてみるのも良いかと思います。

相場と不動産、相場と競馬、相場と囲碁将棋、相場とゴルフ、相場と麻雀、相場と宝くじなど。

その違いを徹底的に考えることは意外なヒントを与えてくれるかもしれません。それでは以下、原則として何を決めなければならないのか、その大まかなアウトラインを書いてみたと思います。

<引用ここまで>

(つづく)

相場をする人間にとって売買ルールはとても大切だ。私の師匠も売買ルールを必ず作れと言っていた。

この時に順張りにするか、逆張りにするかが大切になる。

師匠は逆張りは難しく、順張りのほうが簡単だと言う。

それは逆張りでの損切りは、損失額が大きくなり、難しいという理由からだ。

損失額の大きさに耐えられずに、売買の軸が短期から、いつの間にか中期に、そして長期(塩漬け)になってしまうことが多いと言う。

その点損失額の少ない順張りでの損きりは比較的容易だ。

もちろん上手くいった時の利益は、順張りよりも逆張りの方が大きいが、上手くいかなかった時の金額もその分大きいということだ。

私はスウィングトレードを選んだので、順張り派だ。ホームランを狙うのではなく、ヒットを積み重ねていくという方法だ。

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