人生の並木道

秘密の小部屋さんの「原則を守る不退転の決意」の続きだ。

<引用ここから>

前回私は、2つの欠落について、予告しておきました。今回は当然、その話から始めなければなりません。

まず1つ目は、前回挙げた原則のラインナップに、決定的に欠落しているもので、この視点を持たないことは恐らく致命的ではないか、とさえ思われるものです。

それは、あなたが今「人生の並木道」(この歌、知っていますか?)の何処を歩いていて、その地点から株式市場の森がどのように目に映り、どのような風の歌を聴き、どのように樹木のささやきを感じるか、という視点です。

簡単に言えば、20代には20代の株式投資のやり方があり、30代には30代の、40代には40代のやり方があり、それらはそれぞれ異なっているのが当然であるという事です。

自分が今人生のどの年代にいて、その年代に要求される主要な消費性向は何であり、その年代に貯蓄すべき資産はどの程度であり、その理想を実現するための株式投資のやり方というものはどのようなものなのか、と考えれば株式投資というものが、単なる「上がる銘柄」と言う青い鳥探しのゲームではない、実に奥域の深い、多くの可能性を秘めたものであると言う認識を持たれるのではないでしょうか。

青い鳥を追いかけて森に迷い込んだチルチルとミチルを待っていたのは、散る散る資産・満ちる損、でしかありませんでした。

そして2人は、本当の青い鳥は、日常の何気ない日々の営みの中にこそいるのだ、と気がつくのです。

私は主に若い初心の投資家でありながら、天才的な触覚を持って私のメッセージを感じ取り得る人々に向けて書いているつもりですので、例として20代の若い人々の株式投資について生意気なこと言わせていただけるなら、

あなたは何よりもまず、自らの拠って立つ生活の基盤をしっかりとして、その年代にふさわしい節約をして、少しずつ資産を増やしていかなければなりません。

<引用ここまで>

とても美しい表現で、 重要なことが書かれている。

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