余りにも個人的なメッセージ

<引用ここから>

全くいいかげんな怠け者で、申し訳ありません。俳句が面白く、早くも連載、中断です。所詮、それだけの人間でしかないのです。 御許容下さい。

相場には、実は「底」もなければ、「天井」もないのです。 あるのはただ、上げて下げて上げて下げるという、それだけのことです。

底も天井もない、と考えれば、別段、底で買う必要もありませんし、天井で売る必要もなくなります 底や天井で、何らかの行動を起こさなければならない、と考えるのが、相場をする人間の陥る陥穽のひとつです。

運良く底なるもので買えても、意外と早めに売ってしまい、利はさほどでないことが多々あります。 要は、下がったら買い、上がったら売れば良いのです。

もう少し詳しく言うなら、上がったらつなぎ売り、もっと上がったら現物売り、上がりすぎたら信 用の空売り、下がったらつなぎ売りと信用の空売りの買戻し、もっと下がったら現物買い、下が りすぎたら信用の買い、それを淡々と繰り返すだけです。

底も天井もないのですから、何とか底で買おう、天井で売ろう、等と思う必要はさらさらないのです。 底で買えなかった、天井で売れなかった、という焦りが、失敗に結びつくことも良くあります。 駿馬は確かに千里の道を迅速に走りますが、その分傷つきやすく、物に怯えやすいのです。 私の如き駄馬は、何の考えも持たずにただゆっくりと、ほんの少しのお零れに預かりながら、 歩いていくだけです。

以上、つまらない事を書きました。ついでに少し俳句を書いてもいいですか。 私の俳句は、句会でいつも0点で、みんなに嘲笑されています。

遠雷や この道かくも 長かりき

ぼうふらや  東に大洋 西に砂漠

子規の柿 ニュートンの林檎と 衝突す

ガリレオの 我が夏射抜く 望遠鏡

旧石器人も 泣きたり 夏の地層

東屋に 秘せし悪事よ 夏の星

炎天坂 永遠に未解の 方程式

怒られそうなので、この辺でよしておきます。 最後に、私の好きな言葉、ニーチェです。

お前はお前自身を生きうるために隠れて生きよ。お前の時代にとって(相場にとって)最重要事と思われているものを知らずに生きよ。

<引用ここまで>

次回は秘密の小部屋さんの「そこにある門」を紹介させていただきます。投資家にとって一番大切な資質は何か?そして、二番目に必要な資質とは何か?
とても興味深い内容です。

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