そこにある門(中)

<引用ここから>

1、勤め人=安全
2、自営業者=信用
3、経営者=忍耐
4、投資家=精神の平衡感覚
この表をじっと見つめて、私に浮かんできた仮説が2つありました。

〇 秋の蝶 たましひもしや あるこほる

ひとつはどうでもいいことではあるのですが、それぞれにふさわしい資質を持っている人の割合は、これまで繰り返し述べてきた80対20の法則をこんな突拍子も無いところにまで適用して、100人中、
勤め人=80人
自営業者=16人
経営者=3.2人
投資家=0.8人
になるのではないか、ということです。

〇 団栗や ぽたぽたぽとり またひとり

これは勿論何の根拠も無い数字ではあるのですが、ただかなりはっきりしていることは、本物の投資家としての資質を備えている人は極めて少数である、また極めて少数であるが故に、あなたがそうでないだけではなく、あなたの周りにもまずほとんど存在しない、という現実なのです。似非投資家はうじょうじょいますがね。

〇 恐竜は 鳥に私は 月光に

ですからあなたはまず、本物と偽者を見分ける目を育てなければならないのですが、しかしそんな努力は実際のところしても空しいのであって、あなたに本物の投資の実力がついてくるに従い、瞬間的にわかるようになってきます。

〇 土一揆 途中で逃げて 月に追われ

そういった点から言うと、この掲示板などは正に最高の教材であるといえるでしょう。初心のうちは、お、この人いいこと言ってる、この人、すごいなあ、と思う事が多いと思いますが、あなたの成長にしたがって、これもダメ、あれもダメ、みんなダメ、という風になってくることと思います。

〇 足音が 聞こえる蜩 死せる夕

はっきりしているのは、最初に否定されるのが「秘密の小部屋」なる食わせ者だということでしょうか。 目標は、この掲示板の100人中98人を否定することです。

○ 河口まで 僕らはイチョウに 追われてる

次に気がついた仮説は、以下のようなことです。
例えば、勤め人にとって安全感覚が1番大切だとして、2番目に大切なのは何なのだろうか、ということです。
そしてそれはもしかして、「信用」なのではないのか、と私は思ったのです。

○ 空(から)の缶 何処へ蹴っても 花野かな

もう一度、例の表を眺めてみてください。
1、勤め人=安全
2、自営業者=信用
3、経営者=忍耐
4、投資家=精神の平衡感覚

勤め人にとって、大切なのはまず「安全」、そして次に2の個人的な「信用」を大切にすることによって、会社という組織のわくに頼り切らなくてもよいスーパーサラリーマンになれるのではないのか、ということです。
当然、自営業者の場合は、「信用」の次に、3の「忍耐」の力を養うことによって、余裕を持った自営業者になれるのではないか(特に自営の場合、皆それなりに自分の技術や能力に自信やこだわりを持っていますので、なかなか他人に仕事の一部を任せることができない人が多いようです。他人に仕事を任せた時 必要とされるのは、まさしく忍耐です)
そして経営者の場合、「忍耐」の次に、4の「精神の平衡感覚」をもつならば、様々な決断の局面に立ち至った時、冷静に、最良の決断が可能になり、優秀な経営者と呼ばれるようになるのではないでしょうか。

〇 羽根破れ 鶴立つほんとの こひはじまる

さて、話は当然投資家になります。
投資家にとって最も大切なのは勿論「精神の平衡感覚」、そして次に、1の「安全」を身につけることによ って、スーパー投資家への道は開けるのではないのか。

以上が私が考えた、第2の仮説です。(少し休憩します)

<引用ここまで>


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