アフリカ派とインド派

昔アフリカのケニアにいたときに読んだ、ケニアのガイドブックにこんなようなことが書いてあった。

「旅人は最終的には、アフリカ派とインド派の2つに分かれる」

アフリカにいた当時それは何となく分かった。広大な大地と野生動物、サバンナに沈む夕日、碧く美しい海、自由なアフリカ人たち。神の造りし雄大なアフリカ大陸に、人はまた戻って来たくなるのだろう。

ヨーロッパの荘厳な建造物や優美な絵画・彫刻も素晴らしくはあるが、やがて飽きてしまう。所詮は人工物だ。

そんな素晴らしいアフリカと双璧をなすインドとは、いったいどんなところなのだろうと30年前から思っていた。

しかしインドで耳にする噂は悪いことばかりだ、お金のトラブルに巻き込まれる、ひどい下痢に襲われる、猛暑、不衛生、臭い、等々。

私が一度はインドに行かなければと心の片隅で思い続けていたのは、そんな悪いイメージに隠されている、インドの真の魅力を知りたかったからだ。

事実インドに魅了され、毎年のようにインド巡りを繰り返している人も多くいると聞く。

今回のインドの旅で、ほんの少しだけそれが分かったような気がする。

異次元のカオスな国、人々の活気・生命力、美しい朝日、親切なインド人、美味しいカレー、安い物価、これははまるかもしれない。

インド、これから何度も行くかもしれない。

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