2008/4/29(火)
タオ島に来て4日目、今日も午前中のみ潜ることにして、午後はホテルの部屋で昼寝でもしようと考えていた。
今日は「チュンポンピナクル」と「ホワイトロック」というダイビングポイントに行く予定だ。
出発は7時、それまでにダイビング機材を準備して、船に乗せないといけない。
出発しようとしたところ、ジンベイザメが出たという無線を受けた。インストラクターが、このままチュンポンピナクルに行くか、それともジンベイザメを観行くかを皆に尋ねる。
もちろんジンベイザメを観に行くで皆の意見が一致した。
このタオ島はジンベイザメと出会える確率が高いことで有名なところだ。私はそれまで何度もこの島に通っていたが、一度もジンベイザメは観ていなかった。
行くと、既に数十隻の船が集まっていた。
BCDにボンベをセッティングしている間に、ジンベイザメの背びれが我々の船に近づいてきているのが分かった。
ボンベのついたBCDを背負っている暇がないので、ウエイトとフィンとマスクをつけて、BCDはそのまま海に投げ入れ、海の中で装着することにした。
6mを超える巨体が私の手が届くところまで近寄ってきた。
しばらく私たちの周りを遊泳して、深いところに潜っていった。
急いでBCDを装着した。
するとまたジンベイザメが浮上してきた。
意外とジンベイザメの目は小さく、かわいらしいことが分かった。
またしばらく遊泳していたが、しばらくするとどこかへ行ってしまい、戻ってくることはなかった。
初めてのジンベイザメ、 残念ながらデジカメが故障してしまっていて、その雄姿をカメラにおさめることはできなかったが、私の心には今でもくっきりその雄姿が焼き付いている。
船に戻るとみな興奮冷めやらぬという雰囲気だった。その後、本来の目的のホワイトロックに行き潜った。
今日はいい体験をした。