会社を辞めた本当の理由は・・・

いよいよ今晩、成田空港に向かう。

これから2か月半にわたる、長い海外旅行が始まる。

働いていない今、正直、「海外など行かないで、自宅でYOUTUBEを観ながらダラダラした生温い生活を続けたい」と思っている。働かなくても十分なお金をもっている現在、家にいればほとんどお金はかからない。

しかし「こんな生温い生活を続けていてはだめだ。せっかくの自由時間、もっとアクティブに活動しなければ・・・」、「このまま自宅に居続けたら引きこもりになってしまう。」という思いもある。

そんな私の思いとは無関係に時間だけは、無慈悲に過ぎ、今にいたる。

今回の旅を計画したのは、昨年11月~今年1月にかけて、働くことに辟易して、一刻も早く会社を辞めたいと思っていた頃だ。

しかし、今では正直、かなり無茶な計画を立てたものだと後悔している。(本当は、もっと長い3か月半旅行する予定でいた。)

会社を辞め自由になりたいと切実に願っていた時に立てた計画を、家でダラダラしていたいと願っている現在の自分が、実現させようとしている。

何で2か月半も海外に行かなければならないのか?何でこんな無茶な計画を立てたのか?

タイに1か月はまだ我慢できる。しかし、何でインドに1か月も滞在しなければならないんだ?

物価の安さを追求するなら、自宅にいればいいではないか?

このブログを書きながら、私が会社を辞めた本当の理由は何だったのか考えてみた。

それは海外にいながらお金を稼げるビジネスを立ち上げることだ

そのためにインドに1か月滞在するのであり、タイで1か月タイ語の勉強をするのだ。

そうだ!確かにそうだ。そのことをすっかり忘れていた。

立ち止まっていてはだめだ。前進し、学びつづけなければ・・・。

世界で初めて自動車を作ったフォードも言っているではないか、

Anyone who stops learning is old, whether at twenty or eighty. Anyone who keeps learning stays young. The greatest thing in life is to keep your mind young.

Henry Ford

20歳だろうが80歳だろうが、学ぶのを止めたら老人だ。学び続ける人は若いままである。人生で最も偉大なことは、心を若いまま保つことだ。

ヘンリー・フォード

学ぶことで視野を広げ、豊かな人生を送ることができるとフォードは言っている。

会社を辞めた途端、学ぶことを放棄してしまう人がいる。そこから老化が始まる。

コツコツと自分の専門や好きなことを学び続ける人もいる。こう言う人は常に若い。バイタリティーに溢れ、生き生きと自分の人生を生きている。こういう人はたとえ不測の事態に陥っても、日々の勉強が身についているので、動じることなく対処できる。

自分の思い描いた人生をイキイキと生きたければ、学び続けなければならない。

さらに、私がもっとも好きな詩の一つ、サミエル・ウルマンの「青春」も載せておこう。

青  春

サミエル・ウルマン作
岡田 義夫 訳

青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心,こう言う様相を青春と言うのだ。年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。曰く「驚異えの愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。

人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる

人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる

希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる

大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、偉力と霊感を受ける限り人の若さは失われない。これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。

まったくその通りだ。

今の私にとって一番大切なこと、それは、「安易を振り捨てる冒険心」だ。

冒険とは、危険な状態になることを承知の上で、あえて行うこと。成功するかどうか成否が確かでないことを、あえてやってみることだ。

これからの2か月半、安全な日常とかけ離れた状況が続く。危険な目に遭うかもしれない、お金をすべて盗まれるかもしれない、二度と日本に戻ってこれないかもしれない。

しかし、それを承知の上で、あえてやってみようではないか。

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