「いつまで、この会社で働くの?」
1人でスマホを観ていると、関連会社の人が休憩所にやってきて、こんなことを聞いてきた。
「タイに移住できるくらいのお金が貯まるまでかな」
その人のお兄さんはタイに長期滞在しているので、この人とはタイのことをよく話す。私がタイに長期滞在したいことも知っている。
最近あまり考えていなかったが、いつまでこの会社にいるのか、いい機会なので考えてみた。
2020年(50歳)
長女は准看護師専門校2年生。今年准看護師の試験があり、それに受かれば次の年から正看護師専門校に3年間通うこととなる。奨学金は正看でもでる。
次女は高校3年生、農業に興味があるようで、農業関係に進みたいと言っている。今年の夏、県立の農林学校のオープンキャンパスに行ってきた。酪農、野菜や果樹栽培、林業などが学べる、2年制の学校だ。1年生は、みな学校の寮に住むようだ。次女も結構気に入っているようだ。
長男は小学校4年生。ミニバスが忙しくなり、親も送り迎えや車出しをしなければならない。
娘たちの進路がだんだん明確になりつつある、必要なお金もだんだん明確になりつつある。
2021年(51歳)
長女は正看護師専門校1年生。
次女は農林学校1年生。県立なのであまり授業料は高くない。
長男は小学校5年生。ミニバスが忙しくなるだろう。車出しなど、親がやることも多そうだ。
娘たちにかかる授業料や必要なお金は、すでに貯めたお金で賄えそうだ。
2022年(52歳)
長女は正看護師専門校2年生。
次女は県立農林学校2年生。来年は就職だ。たぶん公務員か農協で働くのではないか。
長男は小学6年生。ミニバスの主力として頑張っているだろう。親も忙しいだろう。
娘たちにはほぼ手がかからない、息子ももう父親を相手にしないだろう。長男の進路はまだ先なので、この時期くらいかな、自分が自由に行動できるようになるのは。
2023年(53歳)
長女は今年正看護師の試験、これに受かれば来年から病院ではたらくこととなる。
次女は学校を卒業して、就職。
長男は中学1年生。バスケを続けると思うが、小学校ほど親が手伝うことはなさそうだ。
もう親がお金以外で、子供に何かやってあげる必要はなさそうだ。あとは長男の進学のためのお金を毎月積み立て投資で運用しつつ、自分のやりたいことをやればいいと思う。
私たち夫婦の老後資産は既に用意してあるので、長男の教育費と海外長期滞在のための費用をもっと貯めようと思う。