新しく来た事務員の女性Kさんから、これから積み立てていく投資信託のことで質問を受けた。
すでに候補があるようで「利回り2.1%の投資信託」にするか、それとも、「積み立てNISA」にするか迷っているようだった。
会社で「積み立てNISA」の話ができるなんて思ってもみなかった。
前の事務員の女性も、老後のお金のことを心配していたのを思い出す。
40代になるとみな将来のお金のことが心配になるようだ。
さて、私は今、投資信託は、2つの証券会社で3種類やっている。
1つはSBI証券で、投資信託の名は、
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本):先進国、途上国すべてに投資している投資信託。ただし日本を除く。私は、この投資信託で「積み立てNISA」をやっている。
2つ目と3つ目は、楽天証券で、投資信託の名は、
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):アメリカの優良企業500社に投資している、投資信託。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):先進国、途上国すべてに投資している投資信託。
この中で一番のお勧めは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だ。
運用管理費(信託報酬)は0.0968%
これは100万円を1年間運用した時の手数料が、968円ということだ。
1000万円なら、9680円となる。
運用管理費1%の商品は、100万円の運用にかかる手数料が1万円ということだ。1000万円なら、10万円もの運用コストが毎年発生することとなる。
この運用コストが安ければ安いほど、いい商品と言える。
因みに、「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」の運用管理費(信託報酬)は0.1144%と少し高い。
次に分配金だが、私は分配金をもらわずに再投資している。
分配金をもらわないメリットは2つ。
1つは、税金(20%)をかけずに再投資にまわせること。
2つ目は、分配金をもらうということは、もらった分だけ株価を押し下げることとなり、最終的にもらえる利益が減るということ。
このeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、楽天証券の中でも一番人気のある投資信託で、純資産額も圧倒的に多い。
積み立てNISAで20年運用するなら、この投資信託が一番いいように思うのだが・・・。
次にお薦めのネット証券だが、楽天証券とSBI証券のどちらかでいいと思う。
それぞれの特徴は以下の通りだ。(ザイ・オンラインより)
私は両方使っている。どちらもいい証券会社だ。
しかし、積み立てNISAなら、楽天カードで強制的に引き落とされる楽天証券がいいような気がする。
SBI証券は、常にお金を証券会社に入れておかなければならないので、ちょっと面倒だ。しかし、たとえ忘れたとしても、NISA枠ぎりぎり注文を使えば、その後調整されるので問題ないが・・・。