1991/7/3 (水)
相場はたとえ戦略が合っていたからといって、必ずしも勝つものではない。負ける(損失を出す)時もある。
しかし問題はその負け方である。ルール通りにやって負けたのなら少しも問題ない。しかし衝動的な思いからルールに従わずに負けたのならそれは問題だ。心を主管できず衝動に走って相場をし続けるなら近い将来破たんの憂目を見るだろう。
しかしもっと問題なのは、間違った勝ち方だ。ルールに従わずに負けたのなら自分の過ちを反省することは容易だ。しかしルールに従わなかったのに利益を出してしまった時は反省することが容易ではなくなる。なぜなら「従わなかったが故」に利益が出たからだ。
きっとルールに従いづらい状況が再び起こった時、このことが再び思い起こされ、きっとルールを破ることだろう。もうこうなったらおしまいだ。後は地獄へ一直線だ。
マーケットにプレゼントは落ちていない。暖かいプレゼントに見えるものでも、それは冷たい債務の化身であり、莫大な金利を払って返済しなければならないものなのである。
1801
91/7/2 -3 -3 942
91/7/3 3- 0 906 -108000円
戦略をまったく無視して買いから入ってしまった。しかしなぜ失敗したかに気がついただけましということか。