物価の高いアフリカ (18)

10/13(日)

今はタイのバンコクにいる。

サファリツアーを終了しナイロビに帰ると、すぐにケニアを後にした。実は残りの資金がわずか66000円だったのだ。

ケニア(ナイロビ)は意外に物価が高い。国内で生産しているものが少なく、ほとんどを輸入に頼っているからだ。品質の高いヨーロッパからの輸入品は値段が高く、アラブで生産されたものは値段は安いが質が悪い。

たとえば髪を洗うシャンプー、日本でも見られるヨーロッパのメーカー「ティモテ」などは日本よりも高い(日本で売られているものは、日本で生産しているので安く作れる)。

しかし銘柄も読めないようなアラビア産のシャンプーは値段は安いがとても使う気になれない。

その他、ナイロビにあるケンタッキーFCなども日本と大差ない値段だ。

雄大な大自然は素晴らしいケニアだが、私にとって長く住むには不便な国であるようだ。事実22年前、本当は1年居る予定だったケニアを3カ月で逃げ出したほどだ。

しかし何年かするとまた恋しくて堪らなくなるのが、あの国の不思議なところだ。

さらにケニアの不便なところ(というよりわずらわしいところ)は、市場に行って物を買う時や、タクシーに乗る時などに値段交渉をしなければならないことだ。

相場の10倍を平気でふっかけてくるアフリカ人を相手に、元の相場の値段に引き下げるのにヘトヘトになる。

さてタイ式マッサージ店に行って、夕食はグリーンカレーでも食べよう。

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