バンコク陸路の旅(1)

20XX年、新型コロナが終息し、各国が外国人旅行者の受け入れを始め、やっとタイに行けるようになった。

しかし、飛行機の値段が以前に比べて、バカ高くなった。成田-バンコク往復が、最低でも10万円はかかる。

以前はLCCで成田-バンコク間が往復15000円という時もあったが、今では信じられない。

これも新型コロナの影響で、200人くらい乗せていた飛行機が、今では50人以上の搭乗は法律で禁止されているからだ。飛行機や新幹線のような、密閉空間の乗り物の値段は、人数制限ができて、高くなってしまった。

その代わり、空気の入れ替えのできる長距離バスや急行列車が、長距離移動の主流となった。これは世界的な流れのようだ。

しかし、いくら飛行機のチケットが高くなっても、私の「タイに行きたい病」を治すことはできない。

それならと船とバスを使ってタイ・バンコクに行くことにした。もちろん会社を辞めてだ。

今回の旅は列車を使って下関に、フェリーに乗って上海に、バスもしくは列車でベトナムの国境へ、そこからバスで南下し、カンボジアを通って、タイのバンコクに行く旅だ。

飛行機は早く移動できていいのだが、出発地と目的地を点と点で移動するので、何かもの足りない。

バスや列車は時間はかかるが、出発地と目的地をで移動するので、旅をしているという感覚がある。

歳をとりバスでの長距離の旅はきついと思うのだが、まだ50代耐えられる。

今回の旅はハードな旅になりそうだ。

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