「12万円で世界を歩く」(朝日文庫;下川裕治)
ずいぶん前に書かれた本ではあるが、私もこの作者と同じくらいの時期(1989~1991年)に世界を放浪していた。ヨーロッパ、アフリカ、北米、中米、南米と多くの国をバックパックを背負い旅したものだった。
この本では、下川裕治氏が12万円のお金を渡されて、世界のいろいろな場所を旅する。
すべての旅を「12万円以内(日本からの移動手段を含めて) 」と限定したことで、面白みが増す。
この本を読み返してみて、今、12万円で世界を歩くとしたらどんな旅ができるだろうか?と思うようになった。
30年前と今では物価も違うだろうから同じ旅はできないだろう。でも半分くらいの道のりは行けるのではないか?
いやいや、LCCの出現で、セールの日を選べば、昔よりも安く日本から移動できるはずだ。もしかしたら30年前とそんなに変わらないのではないか?
そんな疑問が湧いてきた。
この本に書かれた旅に拘らずに私の過去の旅、インターネット上の資料、スカイスキャナーなどをもとにして、また空想旅行をしていきたい。
コンセプトは「12万円以内」だ。
どんな旅ができるだろうか?