私が世界を放浪旅行していた20歳の時(1990年)、日本経済は絶好調だった。
いわゆるバブルの時だ。
その時に印象に残っているCMがある、アルバイト情報誌「FROM A」と栄養ドリンク「リゲイン」だ。
FROM Aの「オリジナルの幸せを探せ~~ You can do it ♪♪」この歌詞が好きだった。
オリジナルの幸せを探しに、世界中を放浪していたあの頃が、懐かしい。
リゲインの「24時間戦えますか?」この歌詞は大嫌いだった。
24時間どころか、8時間だって働きたくない。労働なんてしたくない。何とか働かなくて済む方法はないか、世界中を放浪しながら考えていた。
メキシコのペンション・アミーゴという日本人宿で出会った人が、働かないで暮らす方法を教えてくれた。
「金利の高い中米の銀行に1千万円を預けて、金利だけで生活するという方法」だった。
「よし!」と日本に帰って給料の高いアルバイトを見つけ、昼も夜も働いた。
オリジナルの幸せを得るために、24時間働いた(正確には16時間)。
あれだけ働いたのに、お金は貯まらなかった。何だかんだでお金は無くなってしまった。
鴨頭先生の面白い動画があったので貼っておきます。
「24時間働く」と言うのは、この資本主義社会でお金を稼ぐ一番いい方法だと鴨頭先生は言う。
その通りだと思う。
今、私が働かなてもいいだけの資産を築くことができたのは、24時間働いていたからだ。まさに24時間だ。
私自身はまったく働いていないが、証券会社の口座に振り込んだ私のお金は、間違いなく24時間働き続けている。
私が世界中を旅していようが、夜部屋で寝ていようが、ジムで筋トレしていようが・・・、休むことなく、文句も言わず、働いてくれている。
年末なので今年1年間の株式投資で得た利益を計算してみた。結果は450万円のプラスだった。
この金額には毎月の生活費、海外旅行費、国内旅行費などは差し引かれている。それらを含めれば、今年の利益は650万円以上になっているだろう。
24時間働いた者が勝つ、良くも悪くも、これが資本主義だ。
正確に言うと世界中の優良企業の株を買って、そこで働く人たちに企業価値を高めてもらうのだが・・・。