電気を止められる

今日も社長はやってこなかった。

今日は電力会社が来て、会社の電気を止めていった。もう数か月前から、電気料金を滞納していたそうだ。

電力会社は、お金を振り込んで欲しい旨を何度も伝えていたらしいが、先延ばしにした結果だという。

とうとう、Xデーが来てしまった。

さらに労働基準監督署の人もきた。先週の金曜日に社員数人が、労働基準監督署に未払い給料のことを相談に行ったのだった。

まさに電気を止められた直後に来たので、てっきり警備会社の人かと思ったほどだ。

電気が止まったので仕事はできない。いい機会なのでインドネシア語の勉強を始めた。(今日の朝方、電力会社から達しがあったので、できることは午前中に済ませておいた。)

すると労働基準監督署の方が我々社員にいろいろ聞きたいとのことで、その場にいた社員全員(7名)が呼び出された。

社長がいつ頃から来なくなったのか、会社の役員はどうなっているのか、などなど我々の分かる範囲で回答した。

今回のケースは「未払賃金立替払制度」の適用になる可能性が高いとのことで、各個人のタイムカードを写真に撮っていた(電気が止まっているので、コピー機が使用できない)。

しかしこの制度を利用するには社員全員が同じ日に辞めないといけないらしく、残った有給休暇は破棄しなければならないとのことだった。

さらに適用になったとしても、立替賃金の支払いは来年になるだろうとのことだった。

辞めた後は職安に行って失業給付の手続きをすれば、7日間の待機期間を置いて、支給されるとのことだ。早めに手続きをすれば、今年中にはお金が入るとのこと。

運がよければ今月中に、お金が入るかもしれない。

本当に、セミ・リタイヤ生活は突然やってくるものだ。

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