(つづき)
翌朝6時に目が覚める。
昨晩は寒くて、なかなか眠れなかった。
防寒対策はしてきたつもりでも、寒かった。
今回のキャンプの防寒対策の一つ「湯たんぽ」が、だんだん冷たくなってしまっていた。
閉め切ったテントの中の前室で、湯たんぽのぬるま湯をクッカーにあけ、シングル・ガスバーナーで再び沸騰させた。
今回はシングルバーナーが大活躍だ。
沸騰したお湯を再び湯たんぽに戻す。これで寒さが和らぎ、ひと安心だ。
それにしても遠くで聞こえる、鹿の鳴き声が、まるで女性の悲鳴のようで、怖い。
お隣Bエリアの男性のイビキが、ここまで聞こえてくる。
彼はバイクで旅行しているようだ。
気が付くと朝になっていた。それなりに眠れたようだ。
早朝6時、辺りは明るいが、寒いので寝袋から出られない。お隣Bさんはテントを畳み、出発の準備をしているようだ。
7時テントの外に出る。
快晴だ。気分がいい。
辺りを散策する。
シングル・ガスバーナーでお湯を沸かし、インスタントコーヒーを作る。
チェアーを湖畔に持って行き、湖を眺めながらコーヒーを飲む。
少し肌寒いが、風がなく、気持ちいい。
しばらく過ごし、8時半、撤収のじゅんびをする。このキャンプ場のチェックアウトは10時だ。
Aエリアは駐車場から近いので撤収も早い。
約40分で荷物を車に詰め込み、撤収完了。後は自宅に帰るだけだ。
せっかく赤城山まで来たので、日帰り温泉に行くことにした。
行ったのは関東平野が一望できる「富士見温泉見晴らしの湯」だ。
お昼に、背油醤油ラーメンを食べる。美味しかった。
15時頃、自宅に着いた。
使った道具を洗い、次のキャンプに備える。
次のキャンプは一週間後、今日と同じ県立赤城公園キャンプ場だ。