2度目の赤城山頂湖畔のキャンプ場 2/2

(つづき)

夜23時頃、目が覚めた。

喉が渇いたので、2Lペットボトルに入れた水をガブ飲みした。

寒い、室内温度をみると8℃だ。

やはり10月下旬の赤城山山頂は寒い。

幸い、天気予報通り、今のところ雨は降っていない、風も吹いていない。

湯たんぽが冷たくなっていたので、テントの前室でお湯を温め直した。ガスバーナーで湯を沸かすと室内温度が1℃上昇した。

さて、沸騰した湯を湯たんぽに注ぎ終えるとやることがない。

再び寝ようとしても、一度起きてしまうと眠たくなくなる。

遠くで鹿の鳴き声が時々聞こえるくらいで、静けさだけが残った。

先回は隣の人のイビキの音が聞こえた。煩いと思ったものの、近くに人がいるという安心感があった。しかし今回はオートキャンプエリアに1人いるだけなので、心細い。

昔聞いた山の怖い話しを思い出す。湿った落ち葉を踏む足音が聞こえたらどうしようと思い、怖くてランタンの光を消すことができなかった。

イノシシだろうか、獣の鳴き声が近くで聞こえる。

これも非日常、山の中テントで一晩過ごす、家では体験できないことだ。

とにかく寝ようとランタンの電気を消し、しばらく横になっていたら寝てしまったようだ。

朝5時に目を覚ます。

辺りはまだ暗い、しばらく昨晩の米国相場をチェックし時間を過ごす。雨は降っていないようだ。だんだん外が明るくなりはじめる。

7時テントの外にでる。曇っているが雨の心配はなさそうだ。

湖畔を散歩する。

昨晩はキャンプ場は、2人のみだった。明るくなると何ともないが、夜の山の中で一人寝るのは怖い。

朝日が差し込める。

ガスバーナーで湯沸かし、湖畔でコーヒーを飲む。

8時半、撤収の準備をする。撤収をしているとオートキャンプ場の人と話をする機会があった。彼は一人のようだ。夜寒かったと言っていた。

9時半、撤収作業終了。自宅に戻る。

赤城山を下り始めてすぐに、深い霧に包まれた。雲の中なのだろう。霧が晴れると曇天の天気、今日一日曇り、のち雨となった。

赤城山山頂の天気予報をみると、今日一日ずっと雨マークだった。

雨の時間帯をうまい具合に避けて、キャンプができてよかった。

帰りに妻に頼まれたリンゴを買って帰った。

今年のキャンプはこれで終了だ。

(終わり)

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