20代は夢を買い、40代は現実を買う

先回の続きだ。

<引用ここから>

私は主に若い初心の投資家でありながら、天才的な触覚を持って私のメッセージを感じ取り得る人々に向けて書いているつもりですので、例として20代の若い人々の株式投資について生意気なこと言わせていただけるなら、

あなたは何よりもまず、自らの拠って立つ生活の基盤をしっかりとして、その年代にふさわしい節約をして、少しずつ資産を増やしていかなければなりません。

いずれ詳しく説明したいと思いますが、20代で株で儲けようなどと思ってはなりません。たとえ儲かったとしっても、27歳までに分不相応に儲けたお金は必ずなくなるというのは、人生の法則第3項の動かしがたい真実なのです。

20歳そこそこで売れたアイドル的な芸能人が、その後お金に苦労しているという話と言うのは正に巷に溢れかえっており、それらはすべてこの法則の故なのです。

勿論、株式投資をしてはいけないと言う事ではありませんから、くれぐれも誤解のないように。

20代で株式投資をするというのはかなり特殊なことであり(今は違うのかな?)、そのことであなたは、オレはちょっと違うんだぜ、と言う自信が持てるはずであり、それは持っていい自信であり、その自信はあなたの日常生活に必ずやよい方向で働くに違いありません。(但し、薄ぺっらに人に話してはいけませんよ)

しかし間違っても、あなたは儲けようなどと思って株を買ってはいけない。(最もそのほうが儲かってしまうんですがね)

あなたが買うのは株であって株ではなく、それは退屈な日常にポッカリと灯される未来への希望、「夢」を買うのでなければならないのですから。

株を買うのではない、「夢」を買うのだと考えたなら、日々の価格の変動に、何一喜一憂することがあるでしょうか。

あなたの「夢」は、そんなにもちっぽけな儚いものでしかないのでしょうか。

そして、「夢」を買うのであれば当然そこには「夢」の買い方というものがあり、それは40代の「現実」を買う株式投資とは、異なって当たり前なのです。

勿論、「夢」を買う、と言っても、優良株や小型成長株を買え、と言っているのではないですから、(相場は、そんな単純なものではありません、常に歪んだものなのです)お間違え無きように。

とまあ、(私のまったくの独断による)20代の株との関わり方のホンの緒口(いとぐち)を書いただけでこれだけ長くなってしまうのですから、この話は、

3)山と森と川と町と、そして空のある心象風景

で、じっくりと書きこんでみたいと思います。

ただできれば一度、自分の年代にとって株式投資がどのような意味合いを持ち、どのような位置を占めるのかについて、考えてみられたらいかがでしょうか。

その上で、私の考える3)を批判的に読まれれば、株式投資に関する認識が新たにされるかもしれません。

実は私たち中長期投資家にとって株で生活していくと言うことは、資産を増やす、ということなのです。

<引用ここまで>

(つづく)

タイ・パタヤのウォーキングストリートのゴーゴーバーで働く夜嬢は、毎晩大金を稼いでいるにも関わらず、なぜか皆お金に困っているという話を聞いたことがある。多く稼ぐ嬢ほど年齢は若く、20代前半だという。

大金を稼ぐ彼女たちにお金が残らないのは「27歳までに分不相応に儲けたお金は必ずなくなる」という人生の法則第3項の故なのだろう。

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