歩く銀杏(1)

昔「3年倍増!株高倶楽部」という掲示板があった。

そこでは株トレーダーが自由に自分の意見を書き込むことができた。その中には腕の立つトレダーも書き込みをしていて、とても勉強になった。

そんな株トレーダーの中で、「秘密の小部屋」さんという方がいた。私はこの方の書く記事が好きで、その多くの記事を印刷させていただいた。

秘密の小部屋さんは多くの重要なことを我々投資家に教えてくださっている。これから連載で紹介したいと思う。

なお記事は2001年からのものなので、少し古いかもしれないが、相場に関するやり方、見方、考え方などは、今の時代にも十分通用するものと思っています。

<引用ここから>

はじめに

本題に入る前にどうしても確認しておかなければならないことは、生活の相場においては、一 切の予想、予測はしないということです。

通常、「よそう」は逆から読んで「うそよ」といい、「よそく」にいたっては「くそよ」となります。

予想することの悪い点は、予想には進歩が無い、と言う点です。

毎年春に、プロ野球解説者達が順位の予想をしますが、それはまったく当たることは無く、仮 に当たったとしても単なるまぐれでしかなく当て続けることはできないことは、当の解説者本人 が一番よく知っています。

それでは何故、人々は予想をするのでしょうか。 それは、予想することが楽しいからなのです。 選挙、競馬、トト予想は最高の娯楽なのです。

その楽しさに背を向けることが、生活の相場の第一歩になります。

一方、技術には進歩があります。 1年、3年、10年、様々な失敗を重ねながら、その失敗に学びながら、着実に進歩していくこ とができます。

しかしはっきり言って、どんな技術もその習得のためには単調な退屈な練習が必要になります。

例えば、チャートとは実は読むものではなく、自分で書くものなのです。

それはともかく、無駄な練習だけはしなくて済むように、この連載を始めたのです。

競馬の馬券だけで生活している人を、私は一人も知りませんが(あるいはいるかもしれませ んが)、パチンコのプロとして生活している人は、何人も知っています。

それは、競馬は予想であり、パチンコには技術的な側面があるからなのです。

競馬に詳しい人とは、実はそれだけ損をした人なのです。

ありとあらゆる、予想予測から自由になる、これが生活の相場の第一歩になります。

思っているより大変なことですよ。

では、予想から遠く離れて、何を拠り所とするのか?

次回、第1章から、そのことを書き始めたいと思います。

絶対に、あせらないで下さい。

ゆっくりひそやかに、歩いていきましょう。

<こらむ(退屈な連載になりますので毎回コラムをつけます)>

優良株とは、証券会社がシロウトの客に株を買わせるための商品であり、(原則として)関わっ てはいけない。

人は納得して株を買いたいものです。

日立やソニーや富士通やホンダなどは、正に日本を代表する企業であり、シロウトを納得さ せるのにもってこいの商品です。

しかもそこそこ動きが良いので、格好の商品になります。

すすめられて1000株買って1割上がったところで売ります。

しめしめ、今度は押し目でまた1000株買って1割上がって売ります。

さあ、強気です。

次は定期預金を解約して5000株、再び押し目で買います。

そこで、ジ・エンド。 仕方なく塩漬けにしますが、何といっても優良株。 証券マンを怒る訳にもいかず、実は長期投資のつもりだったのだ、と自らに言い訳しておしまい。

優良株とは、儲けることは出きるが、儲け続ける事はできない株なのです。

ただし、デイトレのかたは分かりませんので念のため。

また、最近はネットで取引している方が多くなったので、証券マンと付き合っていない方が多 いますので、幾分様相は変化してきていると思います。

買いにくい銘柄は高い、買いやすい(納得して安心して買える)銘柄は安い 。

<引用ここまで>


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