陰極まるところおのずから陽に転じ、その時買いの一陣の風、天からもたらされる。
風立ちぬ、いざ生きめやも、だ。(風が立つ、さればまた生きのこるために頑張らねば)
菅首相が総裁選不出馬を表明した。それを受け先週の金曜日、日経平均が短期下降トレンドライン(青色)をうわ抜けた。
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日経平均うわ抜け
日経平均は、昨年3月の底値から大きな上昇を2回している。(上のチャートの赤丸)
経験上、大きな上昇相場では、株価の値上がりは3段階上昇であることが多い。下のチャートは1998年からの日経平均週足チャートだ。
バブル崩壊後、大きな上昇相場は、今回を含め3回起きている。
1回目は2003年~2007年 5年間で3段上昇
2回目は2013年~2018年 6年間で3段上昇(見方によっては4段上昇かも)
3回目は2020年~
バブル最高値に並ぶか
特に、今回の上昇では、すでに第2段階目の上昇で、3万円を一時期突破してしまった。
来る3段階目の上昇では、あのバブル最高値38900円に近づくかもしれない。下のチャートは日経平均月足チャート
38900円(バブル最高値) ー 30714円(今回2段目の最高値) = 8186円
残り8186円でバブルの最高値に並ぶ。
希望の経済政策
今月の総裁選で、将来に希望を持てるような経済政策を、各候補が発表することが期待される。将来の明るい希望が、日経平均株価を押し上げるだろう。
さらに、次の衆院総選挙で自民党が勝利すれば、日経平均はさらに上昇すると思われる。
日経平均株価がバブル最高値に近づくにつれ、きっとニュースでも取り上げられることだろう。そのニュースを観た素人投資家たちが、さらに株価を押し上げてくれる。
十分にあり得る話だ。