相場は「自己責任」ではない(3)後半

(つづく)

<引用ここから>

それでは、今までの整理とおおまかな考え方をもう一度、書いておきましょう。

相場は「自己責任」ではない、 何故なら、「自分の意思」で投資するものではないのだから、、、 投資するのは「システム」なのだから、失敗は「システム」の責任である、、、、、

「システム」の責任にする以上、投資に当って「自らの意思」なるものは、一切差し挟んではいけないし、また差し挟めないような「システム」でなければならない、 自らの意思はすべて「システム」の改良にこそ向けられるべきで、相場そのものに直接的に向けられるものではない、、、、、 」ということは、考えるべきはただただ「システム」のことだけであり、株価の予想もしなければ、 ましてや日経平均の高下など、何の関心もない、、、、、、。

会社というのは税務上は(ということは国家権力は)法人とし、一個の独立した人格とみなしています。 「システム」もまた、一個の人格とみなせば、失敗した理由も反省点も実に明瞭になりますの で、「システム」の改善が如何に楽しい作業であるか、やってみればお分かりになられると思います。

「相場の理不尽な不愉快な動きも、すべて「システム」を通してのみあなたに返って来ますので 「システム」が緩衝材の働きをして、直接的にあなたの心にさざなみを立てることはなくなります。

と書けば、あまたの投資本のように、あたかもバラ色の夢が広がっているかのように思われる かもしれませんが、勿論、世の中そんな簡単に事が運んでいくわけがありません。

まず間違いなく、今この時点で、あなたは「システム」について、大きな誤解をしていられますその誤解は、相場のあらゆる局面であなたを苛立たせ腹立たせることでしょう。 もっとも少なくとも、ニューヨークが心配で夜もおちおち寝ていられない、何て愚かなことだはなくなりますが、ね。

山鳩よみればまはりに雪が降る(窓秋)

trader21さん、お久しぶりです、その解説の深さには書いているほうが思わずうなってしまいます。 ありがとうございます。

さて、私がメモには一切返事をしないことは、知る人は知る知らない人は知らない無名の事実なのですが、ただ1人以前「B君への手紙」に書いたB君とだけは、ポッポッと数年間、来週会ことになりました。こんなつまらないことかいているのも、実はそのことと多少関係があるのですが。 遠くに住んでいますので、新幹線で泊りがけ、会いに行きます。 暇なので、しばらくそのあたりぶらぶらしてこようと思います。

蟻よバラを登りつめても陽が遠い(鳳作)

海に出て木枯帰るところなし(誓子)

これではあまりに寂しすぎるので、最後に将来への不安、いや違った、希望を、ね。

ハマナスや今も沖には未来あり(草田男)

ハマナスは漢字なのですが、でてきません。

(第一章 終)

<引用ここまで>

これにて秘密の小部屋さんの連載をすべて終了させていただきます。

秘密の小部屋さんにはお会いしたことはありません。それゆえ秘密の小部屋さんの承諾を得ぬまま、記事を私のブログに載せました。

本来このようなことはあってはならないのですが、その内容があまりにも素晴らしく、相場をしている多くの人に読んでもらいたいという思いで紹介させていただきました。

秘密の小部屋様から削除の申し出があり次第、直ちに削除させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

ハマナス( 浜茄子、浜梨、玫瑰 )


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