タオ島からカオサンへ(5)

2008/5/1(木)

朝の4時にカオサンに着いた。

本当はもう1日タオ島にいる予定だったが、念願のジンベイザメを観ることができたので、もうタオ島にいる必要はない。

残りの時間バンコクで遊ぶことにした。

ダイビングの費用は機材持ち込み、10ダイブで9000バーツ、1回900バーツの計算だ。1バーツ=3.35円なので、1回のダイビングが約3000円だ。日本で潜るよりも安いが、数年前は1回700バーツで潜れていたことを考えると高くなったと感じてしまう。

しかしジンベイザメも観れたし、もう思い残すことはない。

昨日の夕方、タオ島を船で出て、夜ジョイントチケットでバスに乗り換え、早朝暗い内にカオサンに着いた。

とりあえずマクドナルドで朝食を食べる。ポークバーガーとコーヒーで40バーツだ。(この頃のマックは安かった。)

カオサンから少し離れたところでホテルを見つけ、予約を入れて重い荷物を預かってもらう。まだチェックインには早い。

バスでバンコク中心地に向かう。

昼間はゲームセンターに行ってゲームをしたり、31アイスクリームでアイスクリームを食べたりして時間を潰し、夕方からソイカーボイのゴーゴーバーに行って、お酒を飲んだりした。

この時、今でも忘れられない、恐ろしい体験をしたのを思い出した。

それはバンコクのソイ・カーボーイを一人で歩いていた時のことだ。

可愛いゴーゴーバーの呼び込み嬢に、なかば強引にバー内に連れ込まれた。

席に案内され、ソファーに座り、飲み物を注文しようとメニューを見ていると、テーブルの上を一匹のゴキブリが動いているのに気がついた。(向こうのゴキブリは日本のようにすばやくないようだ。)

「うわ~!」

慌てて、何とかして欲しいと呼び込み嬢に言う。

私のイメージでは、彼女も私同様に怖がって逃げ出すか、スリッパのようなものでたたいて殺すかと思っていたが、彼女は全く違った行動をとった。

何と、そのゴキブリを指でピンと私の方に弾いたではないか。

彼女の指に弾かれたゴキブリは、私のTシャツにはりついた(ついた感触があった)。

「ギャ~~!」

まったくありえない彼女の行動にパニックになってしまった。手で払うこともできず、こすり付けることもできず、身動きがとれなくなってしまった。

「そうだ!彼女に取り払ってもらおう」と彼女を見ると大笑いしていた。

幸い、ゴキブリは私の服の中には入らず、どこかに逃げたようだが、今考えても背筋がゾックとする。

タイの女の子は、時々、想像とは違う行動をとるので、気をつけねば。

時計を観ると夜の7時、ホテルにチェックインしていないことを思い出し、カオサンに戻った。

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