タイ語コース最終日(43)

2023/5/26(金)

とうとうこの日が来てしまった。15日間タイ語コース最終日だ。

来る前は指折り数えていた日だったが、来てしまえば、とうとう来てしまったという寂しい思いが上回る。

今日も6時に1階の共有スペースで、朝食を食べ、宿題をして、ブログを書いた。

いつもの時間に学校に行って、最後の授業に参加した。

最初に先生への手紙を書いた。

日本語でもOKということだ。たぶん日本語のできるタイ人が翻訳してくれるのだろと日本人に対するようなものになってしまった。

授業中に先生が懐かしい動画を観せてくれた。この動画を観るたびに、涙がでてくる。

「そうなんだよ、確かにタイ人て、こういうところあるよな・・・。」

授業終盤、皆で記念撮影をし、そして修了書を授与された。

とても充実した3週間だった。

授業が終わり、先生を招いての食事会に、先生の車で行った。生徒の一人ベトナム人の若者は用事があり、参加できなかった。

場所はチェンマイ中心から離れたところにあるサーイユット キッチンという、リーズナブルな料金で、北タイ料理と宮廷料理のコースを食べられるお店だ。

前菜だけでも、かなり凝っている。

メイン・ディッシュはマッサマンカレー、レッド―カレー、これに魚の揚げ物が加わる。どれも辛くなく、美味しい。

デザートにクッキー各種とバナナのコンポート。

これほどの豪華料理、いったいいくらかかるんだ?

手持ちのお金は840バーツしか、もってこなかった。(油断してクレジットカードも、もってこなかった。)

「足りるかな?」と心配だったが、領収書を見せてもらうと2100バーツ(8400円)、こんな豪華な宮廷料理が、1人525バーツ(2100円)は安いと思う。

しかし、ここは我々生徒だけで支払うということで、1人700バーツ(2800円)となった。

よかった足りた。

帰りに先生の車で宿の近くまで送ってもらう。3週間ともに勉強した仲間にサヨナラの挨拶をして、車を降りる。

車を見送っていると急に寂しくなった。そして、一昨日観たシン仮面ライダーのある場面を思いだした。

強敵を倒した一文字隼人が、本郷猛を失ったとき、「なんだ、結局一人かよ」とこぼしたシーンだ。その後、彼は「まあいいさ、人間、生まれる時も一人、死ぬ時も一人だ」と諦めのような言葉も口にしていた。

そうだ人間どこまでいっても一人なのだ。

宿に戻り、寂しさを紛らわすために、貯まった洗濯物を洗っていると、同じ部屋の日本人Mさんが帰ってきた。

彼は今日2か月間の医療研修を終え、明日、この宿を発つそうだ。あまり話はできなかったが、彼ともお別れか・・・。寂しさが募る。

明後日には、私もこの宿を発ち、パタヤに行く。

帰国まで残り10日間、勉強モードは明日まで、明後日からは遊びモードに変更だ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク