今年の8月に引き続いて、またも給料が遅延している。
11月5日にでるはずの給料がでない。
社長も会社に姿を現さないし、携帯電話も通じない。どうなってしまったのだ。
先回の8月には「お金の工面をしているので、給料はもう少し待って欲しい」という内容の張り紙があったのだが、今回はそれさえもない。
みな困っている。
特に家のローンの支払いがある人は、かなり困っているようだ。というより怒っている。
みな平等に給料が支払われない今の現状の中でも、よく見ると2つのグループに分かれているのが分かる。
1つは、「給料が出ないのなら仕事はしない」とサボタージュしているグループ。このグループに所属している人は、いつも仕事をしていない(私にはそう見える)人たちだ。
もう1つは、こんな状況でも黙々と仕事をしているグループ。このグループに属している人は、普段から仕事を真面目にしている人たちだ。
この差は何なんだろうか?
私はと言うと、あまり怒りの感情はない。そのうち貰えるだろうという感じだ。納期に間に合う程度に、普段より休み時間を多めにとって仕事をやっている。
それよりも社長の身が心配だ。たった一人でのお金の工面、大変だろう。変な気をおこさなければいいのだが・・・。
会社の資金繰りは相当に大変らしく、前々から闇金融から融資を受けているという噂だ。
会社の先輩に聞いたところ、昨日とうとう弁護士である義理の息子さんが闇金業者との仲介に入ったそうだ。
闇金の借金はチャラになるのではないかと言うことだが、その他の借金もあるという。
今度こそ、この会社の存続は難しいのではないかと話していた。
この会社、いつまでもつのだろうか?来年まで存続できるのだろうか?
先輩は「来年までもつわけがない」と笑っていた。
できれば今年いっぱいは存続してほしい。そうすれば有給休暇を消化する形で来年のインドネシアの旅行に行けるからだ。
帰ってきたら、失業給付の手続きをして、すぐに仕事を決めてしまおうと思う。だらだら3ヵ月間、失業給付金をもらっていてもしょうがないからだ。
さて、どうなるのか?