今はコロナウィルスで学校が臨時休校になったり、公共の施設が休みになったり、人の集まる催しが中止になったりと、東日本大震災以来の自粛ムードが広がっている。
そんな中、私は6日ぶりの出社だった。
7日前に自宅待機になったのは、朝体温計で熱を計ったら37℃だと、つい、しゃべってしまったからだった。
2週間前に外国(タイ)から帰えってきたので、コロナウィルスに感染しているのではないかと疑われていたところでの、37℃の発熱の告白だ。
若い社員がザワつきだした。
社長も彼ら若い社員の意見を尊重し、私に帰宅を促した。
自らに感染するのはないかと心配するのは分からなくもないが・・・。
私に帰宅を迫る、彼らの鬼のような形相をみて、昔、読んだ漫画、「デビルマン」のあるシーンを思い出してしまった。
それは「牧村家虐殺シーン」だ。
中学生の時にこのシーンを見て、1週間はトラウマ状態だった。
近所の住人が、ツルハシや包丁をもって、ドアを蹴破り、襲いかかってくる。
用心棒の不良学生たちが、美樹の弟タレちゃんが、そして美樹が、次々に惨殺されていくさまは恐怖でしかなかった。
このシーンを見て人間が一番怖いのだと思った
美樹たちの生首やちぎれた手足を槍に突き刺し掲げ、狂喜乱舞する姿は、まさに地獄絵図だった。
悪魔の力を使わずとも、人間同士が疑心暗鬼で、殺し合いをはじめるという飛鳥了(サターン)の言った通り、人間はお互い殺しあって絶滅してしまった。
疑心暗鬼に陥ると人間は変わる。恐怖は時に人間を悪魔にすることもあるのだ。
このデビルマン、是非、読まれることをお薦めする。しかし、かなり残酷なシーンがあるので注意が必要だが・・・。
今回の新型コロナウィルス、私も噂に惑わされることなく、事実に基づいて行動しようと思う。私自身が悪魔にならないように。
ちなみに7日前の発熱は、花粉症によるものだと判明した。