防波堤としての介護職

長男とのフィリピン旅行から帰ってきたら、すぐに介護の仕事が始まる。

もう働かなくてもいいだけのお金があるのだから、働く必要ないではないかと思う。

しかし、人生、何があるか分からない、今は投資が好調で働かなくても生活できているが、未来には何が起こるかわからない。

それについて以前、以下の記事を書いたことがある。

投資プランの「防波堤」を考える

この記事を書いたのが2021年3月、あれから約3年たって、少し考えが変わった。

①メインプランを「日本・米国の高配当株投資」から、「米国のみのコア・サテライト投資」に変更した。

②防波堤プランの一部を「溶接」から「介護職」に変更した。

メインプラン

メインプランとは、生活の中心となる考え方だ。人生戦略と言ってもいい。

私は現在、52歳で会社を辞め、株式投資で生計を立てている。

以前は、毎月配当金をもらって、日米の高配当株を長期で保有する投資をしていた。

しかし、高配当銘柄企業は、良くも悪く成長がないことに気が付いた。

それよりも多少の上昇と下落の幅があったとしても、長期で持っていれば、結果的には成長するS&P500米国株指数に投資をした方がいいと考えを変えたのだった。

さらにコア・サテライト投資戦略というやり方を採用し、コアにNISAで「S&P500連動投資信託」と「全米株式投資信託」を買い、利益の一部を生活費に充てる。

さらにサテライトとして全資産の30%以内で、米国個別株を中期で売買して利益分を生活費に充てる。今売買している株は、主に米国のAI関連銘柄だ。

防波堤

突然の株価暴落で持っている資産が大きく減ってしまったり、年金支給年齢が引き上げられたりなど、不測の事態に陥った時の防波堤として、今までは溶接を考えていた。60歳を過ぎても稼げる仕事だからだ。

しかし、今回のコロナショックで考え方を変えた。

コロナショックのあの混乱時、米国はじめ世界中の株価が大暴落した。さらにコロナの影響で、日本中の工場が止まり、仕事量が激減した。

私の周りの会社でも週3勤務・週2勤務など、従業員を替わりばんこに出社させていた会社も多くあった。

幸いにも我が社は、仕事があり、毎日出社できたが・・・。

2008年のリーマンショックの時もそうだったが、米国の株価が大暴落する時は、たいてい日本の製造関連会社は打撃を受ける。仕事が減り、会社は採用を見送る。

解雇された人は、賃金の安いアルバイトでも何でもいいので、生活費を稼ぐために職探しをする。

これをみて、景気に左右される業種は防波堤として、不適格ではないかと思うようになった。

不景気でも仕事のある業種がいいのではないか?

そこで考えたのが介護職だった。

不景気に強い介護職

介護職は、あまり景気に左右されない。

不景気だからと言って、歯磨粉をケチる人はいないし、歯医者にかかることをためらう人もいないのと同じだ。

もちろん、不景気で就労先の少ない時、介護職にやってくる人もいるだろうが、資格と経験を有していれば、60代でも採用される確率は高い。

景気がそれほど悪くなく、皆が見向きもしない今、介護の資格と経験を積み重ねておけば、防波堤としてしっかり機能してくれると思うのだ。

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