利益に優るものは存在しない

戦争で、勝利に優るものは存在しない

ダグラス・マッカーサー

「世紀の相場師ジェシー・リバモア」(角川書店;リチャード・スミッテン著)の中で引用されいる名言だ。

リバモアなら間違いなく、こう読んだだろう「株トレードで、利益に優るものは存在しない」と

株トレーダーにとって利益こそが元気の源だ。相場から利益を得てこそ、次への意欲が湧いてくるものだ。

もう一つの名言

男の事業には潮の干満が影響する。上げ潮に乗れば幸運と富に恵まれるが、引き潮に船を出せば、浅瀬につかまり、不運と悲惨に泣く

シェークスピア『ジュリアス・シーザー』

これこそ、相場のやり方そのものだ。株トレーダーならこう読むだろう

株トレ―ドには潮の干満(トレンド)が影響する。上昇トレンドに買いで入れば幸福と富に恵まれるが、下降トレンドに買いで入れば、買ったとたんに損失をこうむり塩漬け株の量産で、不運と悲惨に泣く

相場では大きな潮流を意識しなければならない。上昇トレンドなのか?それとも下降トレンドなのか?

下降トレンドに買いで仕掛けるのは、お金を減らすために相場をするようなものだ。下降トレンドなら空売り、もしくはETFインバース株を買うくらいしか、資産を増やすことはできない(私の知る限りでは)。

今は上昇相場であるが、この潮流もいつ変化するか分からない。そんな潮流に乗ることが相場で勝つことの絶対的な条件だ。

しかし、その潮の見極めは非常に難しい。潮目の変化はしばらくたってみないと分からないからだ。あの時が潮目だったんだと後悔しても、もう遅い。

この潮目に対応しやすいのはトレーダーとインヴェスター(投資家)では、明らかにトレーダーだ。

忙しなく売り買いを繰り返す必要はないが、大きなトレンドに合致したトレードをしなければならない。買いだけの長期投資は、決して必勝のやりかたではないということを、心に留めておかなかければならいと思うのだ。特に日本株は。

それは失われた20年を観ても明らかだろう。日経平均株価は未だに1989年の12月の最高値38957円の水準に到達していない。

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