あと桜を何回みられるだろうか?
数年前、散りゆく桜を見ながらこんなことを考えた。
80歳で死ぬとしたら、え!、35回しか見られないのか。
永遠に見続けることができると思っていたが、そうではないことに気づいてショックを受けたのを覚えている。
人生は無限ではなく有限という当たり前のことに、なぜ今まで気が付かなかったのだろうか?
そして、つまらない仕事などやってられるかと思ったのもその時だった。
以前こんな記事を書いたことがある。
介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」が、2013年は男性71.19歳(同年の平均寿命は80.21歳)だそうだ。
健康寿命の平均はあくまで平均であり、私が必ずしも平均を上回れるとは限らないが、今47歳の私は、
71-47=24
何と!あと24年後には花見も人の手を借りないと見に行けなくなるのだ。
ちなみに私の父は68歳頃からボケが顕在化し、75歳の今はかなりボケが進行している。辛うじて一人で歩いているが、桜の花を美しいと認識しているかどうかも疑わしい状態だ。
人生は有限だと言うことを肝に銘じて生きていかなければ。