上毛の五傑人 (4)

戦前、「上毛の五傑人」と言われていた人たちがいる。

高山彦九郎(江戸時代後期の尊皇思想家。幕末志士たちに多大な影響を与える)
新田義貞(鎌倉時代末から南北朝時代にかけて活躍した武将。鎌倉幕府を倒した)
新島襄(宗教家・教育者。同志社大学の創設者)
関孝和(江戸時代の数学者(和算家)。ニュートンやライプニッツと同じ時期に、独自の方法で微積分を発見したとされる)
塩原太助(江戸時代の豪商。裸一貫から身を起こし大商人へと成長。私財で道路改修や治水事業などを行った)

の5人だ。

これを見て子供にクイズをだした。

「この5人の偉人の中で、一人だけ仲間外れがいます。それは誰でしょうか?」

なかなか分からないようだったのでヒントをだした。

「ヒントは上毛かるた。」

するとすぐに答えは分かったようだ。そう答えは高山彦九郎だ。彦九郎先生以外はみな「上毛かるた」に読まれているからだ。

これは上毛かるたを作るときに、勤皇の志士・高山彦九郎、義侠・国定忠治、悲劇の幕臣・小栗忠順などがGHQによりその思想が問題とされ不採用となったからだ。

やはり彦九郎先生は、戦前は群馬県民みなに愛されていたのだ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク