真逆の世界のルール

昔、北浜倶楽部という相場掲示板があった。優利加さん、黒田半兵衛さん、ロックフェラーさん、goldwin10さん、toppyさんなどすごい相場師たちが書き込みをしていた。

その中に秘密の小部屋さんという相場師がいた。

その文章から当時(2001年)で50代後半、相場のみで普通の人と同じ生活をしていると書いていた。

すでに相場道を達観し、武道で言うところの枯れの領域に達している感じがした。

多くの含蓄のある文章の中で、真逆の世界のルールを数例あげていた。

● 便利な銀行とは、不便な銀行である。(不便な銀行にお金を預けると、下せないのでお金が貯まる)

● 新聞で宣伝している投資信託は、最悪の投資商品である。(時流に乗っていない)

● 大底で買い、天井で売った投資は失敗である。(遅すぎる)

● もう少し給料が上がったら解決すると思っている問題は、たとえ給料が上がっても解決しない。

● ハイリスクだと思うものはローリターンであり、ローリスクだと思うものはハイリターンである。

この世の常識を逆から見ると、別の世界が見えてくる。

最近私が考えるのは、

● 株式相場では買い方目線からしか表現されていない。(売り方目線を見たことがない)

● 銀行で売られている投資信託は、最悪の商品である。(投資家の儲けよりも銀行側の儲けが優先される)

● アクティブ型投信の運用成績がインデックス型投信に負けている。(優秀な人材と最新の情報を駆使しても勝ち続けることは困難であるという事実)

● 夢のマイホーム?(家を買って借金返済の悪夢にうなされている人を何人も知っている)

● 高校を卒業したら即就職する、大学を卒業したら即就職する。これでいいのか?(人生の選択肢がないように感じるのだが)

● 会社を辞めることは恥ずかしいこと?(40歳で会社を辞めて、1年間自由時間を過ごせたのは正解だったと思っている)

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