代表的な新興国株と言えば、長らく中国株だった。
しかしゼロコロナ後の中国経済の不調により、脱中国の動きが加速している。投資家の多くが、中国株から他の新興国株に資金を移し替えているようだ。
私はまったく中国株に関心がなかったので、買ってはいなかったが、これからの世界経済のけん引役として、新興国株には注目している。
目次
2000年代の世界経済のけん引役BRICS
2000年の米国のITバブル崩壊後、世界経済をけん引したのは、新興国のBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)だった。
特に好調だったのが中国株であり、逆に、絶不調だったのが、米国株だった。
中国の経済成長を象徴するアリババ・テンセント・ファーウェイ・バイドゥなどなど、数多くの企業が生まれた。
2010年代米国ネット株が世界経済のけん引役
2010年からは、GAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン・マイクロソフト)を中心とする巨大ネット企業が世界経済をけん引するほどに成長した。
さらにそれはコロナ禍の中、米国のゼロ金利政策により、ITバブルを彷彿させるネット株バブルを引き起こした。
しかしそのバブルも、米国の金利引き上げで崩壊した。
次の世界経済のけん引役は・・・
2022年米国のバブル崩壊後、世界経済をけん引するのはどの銘柄だろうか?
一時期チャットGPTが盛り上がり、AI関連のエヌビディアが好調のようだったが、その盛り上がりもいずれおさまるだろう。
私は、これからのけん引役は新興国・フロンティアマーケットではないかと考えている。
特に注目しているのが、インドだ。
アジア周遊旅行の目的
今回の80日に渡るアジア周遊旅行の目的はインドをはじめとする、新興国・フロンティアマーケットの視察だった。
特にインド・バングラディッシュを観ておきたかった。(残念ながら今回バングラディッシュには行けなかったが・・・)
今回のインド滞在は、2019年に行った時と比べ、3倍の33日間だった。
何人かのインド滞在歴の長い日本人に、インドの発展について聞いたところ、この数年のインドの発展は目覚ましいそうだ。
聖地バラナシは観光客がたくさん訪れていると言っていた。
行ってみると確かに、聖地バラナシは多くの着飾ったインド人観光客で込み合っていた。
2019年に撮った動画と今年同じところを撮った動画があるので比べてみた。(2019年は2月夕方5時頃、2023年は4月午後8時頃と少しずれがある)
道路が石畳みになり、きれいなお店が並んでいる。
観光客もきれいな服を着ている人が多くなったようだ。
やはり、インドは豊かな人が増えたようだ。