あなたも株のプロになれる


「あなたも株のプロになれる」(同友館;立花 義正著)を読み返した。

この本は何回読んだろうか?読むたびにいろいろなことを気付かされる。

きっと私のレベルが以前に比べて上がっているため、今まで気付かずに読み流していたところに、気付くようになったのだろう。読んだ本を再び読み返すのも、自分の上達を知るには良い方法だと思う。

作者である立花氏が失敗を繰り返しながらも「当て屋」から相場の「技能」に開眼し、プロの道を歩み始める過程とプロとしての心構えがリアルに書かれている。本気で相場上手になりたい人なら必読の本だ。

もちろん、ここに書かれているやり方をそのまま真似しろということではないが・・・。

一流企業に勤めながらも、片足切断という大きな事故に遭うことで相場師という道を選ぶ、その時の迷いが私にはよく分かる。

安定した収入を捨てる不安、腕一本で自立することの不安、大きな損失を出してしまったらという不安、まさに不安だらけだ。彼が思い悩むのがよく分かる。しかもその相場の技能もしっかり確立されていない状態での出発なら尚更だ。

しかし相場で生きていくと決心したその時から相場に対する態度、考え方は一変する。自分を律し、感情をコントロールするその姿は、人がこうも変われるものなのかと思うほどだ。

この本は相場で自立する勇気を与えてくれる。

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