不況時代

2017年8月の有効求人倍率は1.52倍だった。これはバブル期を凌ぐ高さだそうだ。

直近の日経平均株価を見てみると、1996年6月に付けた22750円に迫る勢いだ。

先日も株価が56年9か月ぶりの14連騰というこで、ニュースで取り上げられていた。

株価はまるで下げることを忘れてしまったかのようだ。

私のような47歳のおじさんでも、簡単に正社員の就職先が見つかることを考えても、確かに景気はいいようだ。

しかし、こういう時だからこそ決して忘れてはならない。

上がった株は必ず下げるということを。

好景気の後には不景気が必ずやってくるということを。

高値掴みをして、塩漬け株を量産してしまっていたことを。

「これだけ儲かった」と自慢げに書かれていた幾多のブログが、その後更新されず、いつの間にか無くなっていったことを。

思えば6年前の2011年、ドル円は80円を割り込み、日経平均は8000円台をウロウロしていた。

2011年の有効求人倍率は0.52%、その前年2010年は0.47%だった。大学生は卒業しても就職先がない状態だった。

当時、溶接の技術専門校を終了しても、なかなか就職先が見つからなかったことを覚えている。

ほんの6~7年前の話だ。

上がった株は必ず下がる。これを肝に銘じておかなければならない。そしてそれは急にやってくる。


日経平均 月足

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