昔NHKを見ていたら面白いものをやっていた。
春秋戦国時代に活躍した諸子百家のことだった。彼らは現代にも通ずる珠玉の言葉を多く残したそうだ。
その中で「道家」の老子が言ったとされる「これぞとみなが思った道はそれではない」が印象的だった。
相場をしている人なら、納得するだろう。
みなが総強気になったらもう上昇相場は終わりに近づいている。売り玉、もしくはリバース株を仕込むべきだ。みなが総弱気になったら下落相場は終わりに近づいている。買い玉を少しづつ仕込むべきだ。
日経平均は14日連騰だという。これは1960年から61年にかけて記録した歴代最長記録と同じだそうだ。
このニュースを聞いて、多くの素人投資家が株式市場に参入することだろう。私にはこれは彼ら素人投資家を誘き出す罠にしか見えない。
株式相場はすべての人が勝てるようにはできていない。勝ち残れるのは全体の1割程度だと聞く。
今この時、常勝の上手いトレーダーたちは、この連騰で盛り上がっている裏で、来たる下落に向けて少しずつ売り玉を仕込んでいることだろう。
いわゆる「 人の行く 裏に道あり 花の山 」だ。
余談だが、末尾が7で終わる年は、アノマリー的に押し目をつけやすいそうだ。
1977年の11月、1987年の10月(ブラックマンデー)、1997年(下げ相場なので1年のうちほとんど下げていた、98年に底をうち上昇)、2007年(7月から下げはじめ、サブプライムローン問題、リーマンショックに発展)。
さて今年2017年は無事に済むだろうか?