トレードが上手くできない理由

相場が上手くなるにはどうしたいいのだろうか?時々考えることがある。

私はトレードが上手になるためには、まず正しいことをする、次にそれを一貫して行うことだと思っている。

正しいこととは何かと言えば、勝つ確率が高いことをすること。ここで大切なのがするという行動だ。知識として知っていても実際に行動を起こさなければ絵に描いた餅同様、何の意味もないのだ。

そしてその正しい行動を一貫して続けること。つまり、ある形になったら無条件で仕掛け、ある形になったら無条件で手仕舞うという売買ルールだ。

私にとって勝つ確率が高い行動とは、日経平均で相場全体の流れを把握し、上昇トレンドであるなら企業業績の良いものの中から、お気に入りの形を形成している銘柄に買いの逆指値を入れる。約定と同時に保険であるSL(ストップ・ロス)を入れる。初めは距離を十分にとり、上昇とともにSLを近づけ、損失額をコントロールする。

日経平均が下降トレンドにあるならば、企業業績の悪いものの中から、やはりお気に入りの形を形成している銘柄にカラ売りの逆指値を入れ、約定と同時にSL入れ、ついて行く。

このやり方は「私は株で200万ドル儲けた」(パンローリング;ニコラス・ダーバス著)の中で書かれているように、半世紀も前にすでに考えらているやり方だ。

とてもシンプルではあるがニコラス・ダーバスはこのやり方で200万ドル(現在の金額ではだいたい200億円くらいだと言われている)を稼いだのだ。

彼が200万ドル儲けることができたのも、勝つ確率が高いことを一貫して行っていたからだ。しかし、この一貫して続けるという行為が、なかなか難しいのだ。

例えば、十分な期間検証し勝つ確率が高いとわかっていたとしても、損失が連続して起こることはある。そんなときは勝つ確率が高いと思っていた自らのルールに疑問を感じるものである。 3回連続して損失を出した時に4回目を同じルールで仕掛けることができるだろうか。普通の人は3回の損失にとらわれて、4回目の仕掛けを躊躇してしまうのではないだろうか。

私の売買ルールでは3回連続で負けたら、しばらく休むというルールを設けている。なぜならそこは保ち合いである可能性が高いからだ。しかし4回目負けることもある。保ち合いを抜けたと思って仕掛けてもそこはまだ保ち合いの圏内だったということは何度もあるのだ。訓練をしていない人は果たして5回目も同じルールで仕掛けることができるだろうか・・・・。

プロゴルファーは調子が悪いからと言って自らのスイングを変えることはない。彼らは、調子が悪いからとスウィングを変えれば更にスコアーが悪くなるということを知っているからだ。たとえバンカーに捕まった時でも彼らは同じスイングをしている。

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