原点回帰

私が相場をする目的はなんなのだろうか?考えてみた。

するとこの本が頭に浮かんだ。

「12万円で世界を歩く」(朝日文庫;下川裕治)

ずいぶん前に書かれた本ではあるが、私もこの作者と同じくらいの時期に世界を放浪していた。ヨーロッパ、アフリカ、北米、中米、南米と多くの国をバックパックを背負い旅したものだった。

その後もフリーターをしながら、韓国、タイ、フィリピンなどアジアを中心に格安航空券で貧乏旅行を繰り返していた。

発展途上国は物価が安い国が圧倒的に多い。月にだいたい5万円もあれば普通に生活できてしまう。なんとか物価の安い国に居ながら毎月5万円稼げないかと思いを巡らしていた。

そんな時に出会ったのが、相場だった。2000年当時でも、インターネットに接続できれば世界中から日本のオンライン証券にアクセスでき、売買の注文が可能であった。相場で利益が上がれば、外国に居ても生活が可能なのだ。

しかし相場の本を読んでみても、なかなか上手くいかなかった。

やはり相場で利益をあげるなんて無理なのかと思っていた時に出会ったのが、この本とテレビで放送されていた大沢たかお主演の「深夜特急」だった。

夢を諦めるな。なんとかなると自分に言い聞かせながら、相場上手になるにはどうすればいいのか毎日模索していた。

そんな時に相場の師匠に出会った。師匠の教え方は素晴らしかった。相場の見方からやり方までをただ教えただけでなく、答えを自分の頭で考えるよう常に求めた。

私は師匠に教わるまで恥ずかしながら、相場に関して自分が何を知らないのか分からないという、全く何も分からない状態だった。これではお金を儲けるなど夢のまた夢でしかなかった。

今でこそこんなブログを立ち上げて、偉そうに相場師などと名乗っているが、すべては師匠の御蔭なのだ。

師匠の指導の御陰で、何とか、ほとんど毎年利益をあげられるようになれた。後は実際に行動に移すだけだ。

「5万4千円でアジア大横断」(新潮文庫;下川裕治)

上記の本は今年の正月休みに読んだ本だ。同じ作者が2007年にバスの旅をした内容が書かれいる。2007年当時私もタイや韓国に1週間くらいの旅に出かけた思い出がある。インターネットカフェでは日本のホームページが日本語で閲覧できた。株の売買も可能だったが、自分のPCではなかったので積極的な売買はしなかった。

「格安エアラインで世界一周」(新潮文庫;下川裕治)

上記の本も今年の正月休みに読んだものだ。やはり同じ作者だが、今度は2009年にLCC(Low-Cost Carrier)を利用して世界旅行をしているのが画期的だ。しかも空港やホテル、カフェの無線ランを利用して自分のパソコンを操作している。しかもエジプトやインドの発展途上国でこのレベルだ。かなり時代が進んだのが見て取れる。

今年の3月にタイのパタヤのホテルから株の売買をしていた。もうすでに環境は整えられている。

もっともっと相場の技能を磨かなければ。

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